業界別に志望動機を考える

春は就職活動がピークを迎える時期ですが、新卒採用に応募する場合に限らず、転職するときにも重要となるのが志望動機です。
特に新卒の場合には、最初から業界を絞って就職活動をすることよりも業界をまたいで大手企業などを中心に応募することが一般的ではないでしょうか。

そのような場合に、いちいち考えるのが大変だからということで、どの業界に対しても同じような志望動機を用意するというのは賢明とはいえません。
業界ごとに企業が求める学生像も異なることから、応募する側としても業界別に志望動機を準備して臨むことが重要です。

では具体的にどういった点に注意して志望動機を考えればよいのかを見ていきましょう。
この点、採用側の立場に立って考えれば分かることですが、企業だけでなくなぜその業界を志しているのかを明確に伝える必要であります。

例えば、金融業界であれば、経済の血流ともいえる金融に貢献したいという理由やM&Aに携わって企業の海外進出をサポートしたいといった理由であれば熱意が伝わりやすいでしょう。

自動車業界であれば、いかに自分が自動車に対して関心を持っているかや、将来に向けて自動車をどのように変えていきたいかなどを話せれば好意的に見てもらうことができるかもしれません。

電機業界を志望する場合には、世界的に競争力が落ちてきている日本の物づくりの復権に力を尽くしたいと言ったことが採用者の琴線に触れる可能性は十分にあります。

このように、業界別に志望動機を用意することで、就職活動の成功に近づくことができるのです。